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[木庵禅師物語]vol.10 中国の黄檗山へ登る

かつて費隠老和尚のもとでお目にかかったことのある隠元老和尚が黄檗山で住持されていました。木庵禅師は、黄檗山に登って足を留められました。ある日、

「燃えさかる畑の中に身を横たえる、そうした場合についてお教えて下さい。」

とお願いされますと、隠元老和尚はやにわに一棒をくらわされました。木庵禅師がひるまず、

「もし仏を超え祖師を超えるような優れた人に出会ったときにはどうしたものでしょうか。」

と問われますと、隠元老和尚は、

「きっと皆が手を差し伸べて喜び迎えることだろう。」

と言われましたので、木庵禅師は、

「そうでしたなら、この黄檗山を囲む一二峰の峰々も皆な頭を下げてうなづくことでしょう。」

と答えられました。

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