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[潮音禅師物語]vol.13 江戸大慈庵

寛文5年(1665)の秋、黄檗山二代となられた木庵禅師は、将軍家への挨拶のため、江戸に向かうことになり、潮音禅師もこれに随行しました。

潮音禅師は知客として随行し、江戸滞在中にたくさんの諸侯太夫に接触して、黄檗の禅風を説きました。このとき帰依された池田秀峰と黒田泰嶽は、翌年の春、江戸深川の池田別邸に小庵を建て、潮音禅師を迎えられました。この話を聞いた木庵禅師は「大慈庵」と名付け、扁額を贈りました。

潮音禅師は黄檗禅の指導を始めると、関東では珍しい黄檗禅に、教えを請い、戒を求めて参禅する物は増えていきました。その中に、栄三尼、須田覚心、緑樹院殿夫人(仙姫)等、後の教化活動に大きな影響を与える人たちがいたのです。このとき、書かれた「霧海南針」は、のちに名著として再販までされ世に知られるものとなりました。

  • 出典:潮音道海禅師の生涯
  • 発行者:潮音道海禅師三百年遠忌大法会実行委員会

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