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[潮音禅師物語]vol.35 萬亀山臨川寺で倒る

縁側 お寺

黄檗山に向かう旅はきわめて順調でした。禅昌寺、円満庵、観音寺、善光庵、泉蔵寺、長寿寺、福寿院と途中弟子たちの寺々でもてなされ、お伊勢様のお詣りもされました。庄野の宿では参勤に上る鍋島紀伊守(金粟居士)との対面もありました。

黄檗山では、導師を勤めるよう高泉禅師の勧めがありましたが固辞されました。法要が終わると、緑樹院で各地から集まった門下の僧達に、鳳山禅師が席を設けました。奥州の龍蔵寺に開山の像を造って安置したいという鳳山禅師の願は喜んで許されました。

黄檗山からの帰路、滋賀県の伊吹山に登り、松尾寺を開山され、6月はじめ、臨川寺に着かれました。禅師が最初に住職をした寺だけに、檀徒が殿堂を改築して開堂したいと希望されますと、殿堂の改築だけを承知されました。そこで、しばらくの間滞在することになったので、その間に、覺照の小松寺や鐵面の大梅寺にも出掛けました。8月10日、方丈基礎の消災祈願をされた後、突然病に倒れられました。

  • 出典:潮音道海禅師の生涯
  • 発行者:潮音道海禅師三百年遠忌大法会実行委員会

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