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[潮音禅師物語]vol.16 萬徳山廣済寺の開創

寛文9年(1669)の秋、故郷の肥前佐賀の鍋島候から呼び状がきて、「水上山の住職になるように」というのです。佐賀の名刹、水上山万寿寺の住職に招かれたわけですが、潮音禅師はこれを断りました。このことを聞いた館林では、「これほどの名僧を、他国に取られないためには寺を建てて与えることだ。」ということで重役は城主綱吉公に、「新たな寺を建立し潮音禅師を迎えてほしい」と進言したのでした。

綱吉公はこれを認め、城西の龍岩寺の跡地に新寺の建立をするように命じられました。

このことが知らされると、潮音禅師は弟子の寿山を特使として黄檗山に遣わして、新寺建立を報告され、木庵禅師を開山にお迎えしたいと告げられました。これを聞いた木庵禅師は非常に喜ばれ、山号を「萬徳」、寺号を「廣済」と名付け、大書された額字を贈られました。また各地の和尚方からはたくさんのお祝いの言葉が寄せられました。

  • 出典:潮音道海禅師の生涯
  • 発行者:潮音道海禅師三百年遠忌大法会実行委員会

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