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【お坊さんの寺めぐり】太平山安国寺

  • 宗派:臨済宗妙心寺派
  • 創建:正平2年(1347年)
  • 開山:瑞巌和尚
  • 本尊:釈迦牟尼仏
  • 札所:飛騨三十三観音霊場11番

太平山安国寺は臨済宗妙心寺派の古刹で、釈迦三尊を祀り、本尊は、釈迦牟尼仏、脇侍は文殊菩薩・普賢菩薩である。

室町幕府を開いた足利尊氏・直義兄弟が国土の安寧を図るため、光厳上皇の院宣により貞和元年(1354)国ごとに安国寺を設置した。飛騨では、貞和3年(1347)に京都南禅寺より瑞巌和尚を開山として迎え、この地に以前よりあった少林寺の寺号を安国寺と改め創建された。

経蔵は、2階建てに見えるが、1階のように見える部分は裳階という飾りのようなもの。また、三間四方(一面に柱が四本たち、間が三つある)に見えるが、2階の四隅の柱が入母屋造杮葺の屋根を支えている一間四方の建物である。禅宗様の要素が強い。内部の輪蔵は国内現存最古の遺構で、県重要文化財に指定されている元版一切経(2208巻)春日版大蔵経(30巻)が納められている。

大正10年の解体修理の際に、天井裏の輪蔵心柱受木から応永15年(1408)の墨書銘が発見され建立年代が確認された。日本最古の経蔵として飛騨唯一の国宝建造物に指定された。回転式の書架である輪蔵を一回転させると、架蔵する経典をすべて読んだのと同じ功徳があるといわれている。

境内掲示物より

太平山安国寺

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