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黄檗七不思議

七不思議

黄檗七不思議

黄檗山萬福寺には七不思議があり、詳細は定かではないが、不可解な7つの事象を紹介します。

黄檗に火打ち箱無し

黄檗山が創建された頃は、全国からものすごい数の修行僧が集結したといわれています。そのため修行僧の食事の準備のため、火を絶やす事が出来ず、火打ち石が不要と言うことで、「火打ち箱無し」と言われていたといいます。

諸堂取り締まり無し

その当時は、山門の上まで寮舎に供しなければならないほどに修行僧がいたことから、絶えず巡照・検単が行われていたようです。その数の多さから盗賊の伺う余地もなく、また戸締まりの必要もなかったと言われています。

座敷無く、名園無し

黄檗山は、山内全体が中国様式で設計されていることから、従来の日本建築寺院と比べると、大雄寶殿(本堂)等に座敷はなく、また境内に一つの名園もない、というものです。合山鐘横には中和井がありますが、名園には及ばず・・・

天王殿の丸柱と太鼓石

天王殿四隅の柱は角柱で、敷石も角張っているのに対し、堂内の柱は丸柱で敷石も太鼓形をして奇異に見えることから七不思議の一つとして数えられています。

禅堂の逆さ柱

いまを以てなぜ禅堂に逆さ柱が存在するのかは不明ではありますが、魔除けのためでは、と言われています。

魚梆|開梆(かいぱん)の存在

黄檗山は、山門前に禁牌石を立てて、持戒禅を標榜しているが、それとは裏腹に山内に魚を模した法具が置かれているのはなぜか。

監護六員

元文4(1739)年12月16日、何故か官命によって本山に六名の監護和尚を配置することとなった。

漢門の天狗の鬼瓦

中国様式で建立された総門に、一時期、天狗の鬼瓦が設置されていたといいます。(今日は現存しない。) 天狗は、古来より、日本の風物であり、何故それが設置されていたのかは不明です。

※本内容は黄檗宗永明寺ホームページより転載させていただいております。

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