境内
旧境内地を描いたこの絵は、宝林寺の開山である大拙祖能禅師に参禅を請うた峻翁令山和尚の物語を絵にしたものであり、この描写は宝林寺開山当時のころを描いたものです。本堂の奥に見える山は上毛三山の1つである赤城山です。
現在の境内は、平成の大改修によって、山門、本堂、庫裡が生まれ変わりました。以前の本堂は大本山萬福寺同様瓦敷きであり、1901年に再建されたものですが、風雨にさらされ、老朽化が激しく、山門は屋根に穴があくほど老朽化が進んでいました。大改修により、どっしりとした瓦屋根の本堂と京仏師によって造像された仏像らが相まって、荘厳さが蘇りました。